2004年03月14日(日) 10時29分
三菱ふそう立ち入り検査へ 国交省、リコール問題で(共同通信)
三菱ふそうトラック・バス(東京)の車輪脱落リコール問題で、国土交通省は14日までに、道路運送車両法に基づき同社を立ち入り検査する方針を決めた。「リコール監査」と呼ばれる立ち入り検査は各メーカーに対し年1回程度行われているが、同省は「三菱側が車輪脱落の原因を『整備不良』から『構造的問題』とした過程が不透明」として臨時検査する。
三菱側は2002年の車輪脱落で母子が死傷した横浜での事故の数カ月後には車輪をつなぐ「ハブ」と呼ばれる部品に亀裂が発生していることを把握していながら国交省に報告していなかった。同省は意図的な情報隠しが確認できれば、同法違反で刑事告発する方針。
国交省は、広島県の高速バスで車輪脱落が発生した1999年や、横浜の事故の直後などに再三、三菱側に説明を求めたが、同社は「整備不良や過積載が原因」との説明を繰り返していた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040314-00000036-kyodo-soci