2004年03月13日(土) 13時57分
FBI、ブロードバンド盗聴への対応義務付けを提案(ITmediaニュース)
CATV、DSLを含むブロードバンドインターネットの提供企業はすべて、警察が通信を傍受しやすくするためにネットワークを配線し直さなければならない——。米連邦捜査局(FBI)がこんな提案を行った。
この提案は3月10日に米連邦通信委員会(FCC)に提出されたもので、盗聴に対応していないブロードバンドサービスの新規導入は違法とするなどかなり強硬な内容。現在ブロードバンドサービスを提供している企業には15カ月の猶予が与えられる。
この提案は米司法省と麻薬取締局も支持。「この作業の重要性と緊急性を見過ごすべきではない。連邦、州、地方の捜査当局による電子的な捜査遂行を可能にする対応が、現在ないがしろにされている」と提案書には記されている。
インターネット提供企業の弁護に当たっている弁護士事務所Steptoe & Johnsonのパートナー、ステュワート・ベイカー氏は「これは非常に重大なことであり、インターネットと新技術の導入にとって高く付くものになる。非常に深刻な要求だ。捜査当局は相当本気になっている」と話している。
http://www.itmedia.co.jp/news/ (ITmediaニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040313-00000002-zdn_n-sci