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千葉県茂原市の産婦人科医院で０１年９月、医師の十分な診察がないまま、准看護師に出産管理を任せるなどして長男を死亡させたとして、同市の夫婦が院長に対し、約１億円の損害賠償を求めた民事訴訟で、１３日までに千葉地裁で和解が成立した。関係者によると、産院側は夫婦に４７００万円を支払うという。
訴状によると、妻（３２）は０１年９月３日に入院し、院長の診察がほとんどないまま、助産資格のない准看護師らから陣痛促進剤を続けて投与された。２日後に帝王切開で男児を出産したが、すでに仮死状態で、搬送先の県立病院で同２３日死亡した。県立病院は男児が陣痛促進剤の過剰投与で、羊水に排出された自らの便を吸い込んだことによる窒息死と診断したという。(03/13 23:00)