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2004年03月13日(土) 02時18分

交換ソフトで個人情報流出、NECに送信者開示命令読売新聞

 インターネット上でお互いのデータを交換できるファイル共有交換ソフト「WinMX」を使い、個人情報リストを送信された男女7人が、リストの送信者が契約しているプロバイダーを運営するNEC(東京都港区)に対し、プロバイダー責任法に基づき、送信者の氏名、住所の開示を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。

 菊池洋一裁判長は、「WinMXを通じてリストが流通することで、プライバシーが侵害された」と述べ、NEC側に情報開示を命じた。

 判決によると、2002年12月、NECが運営するプロバイダー「BIGLOBE」の利用者が、このソフトを使い、原告の氏名、年齢、住所、電話番号など個人情報が載ったリストをダウンロードできる状態にして公開。

 NEC側は「WinMXによる通信の内容は、電子掲示板などと違ってプロバイダーが確認できないから、プロバイダーに責任はない」と主張したが、判決は「WinMXを利用した送信は波及性が高く、権利侵害の程度が大きくなる可能性がある」と指摘した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040312-00000416-yom-soci