2004年03月13日(土) 13時02分
ハブの実車実験を行わず=設計時に欠陥見逃す?−三菱ふそうの告発も検討・国交省(時事通信)
横浜市で2002年1月に起きたトレーラーのタイヤ脱落事故で、トレーラーを製造した三菱ふそうトラック・バス(昨年1月、三菱自動車から分社)が事故原因となったタイヤと車軸をつなぐ部品「ハブ」の実車実験を設計時に行っていなかったことが、13日分かった。事故を捜査している神奈川県警も、当時の設計担当者らからの事情聴取でこの事実を把握しており、実車実験を行わなかったためにハブの構造的な欠陥を見落とした可能性もあるとみている。
国土交通省は同社がこれまで繰り返してきた「脱輪は整備不良が原因」との主張を一転、設計上の問題があったとしてリコール(回収・無償修理)を届け出たことについて、道路運送車両法違反(虚偽報告)の疑いもあるとみて刑事告発も視野に入れ調べている。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040313-00000943-jij-soci