2004年03月12日(金) 13時09分
刑事告発の検討も 三菱リコールで国交相(共同通信)
三菱ふそうトラック・バスの車輪脱落リコール問題で、石原伸晃国土交通相は12日の閣議後会見で「過去の説明と、リコールに至った今回の説明はかけ離れている。相違点を分析し、問題があれば法に照らして厳正に対処する」と述べ、調査の結果によっては道路運送車両法違反での刑事告発も検討する方針を示した。
石原国交相は「三菱側の会見を聞く限りでは隠ぺいの意図は感じられない」としたが、国交省は今後、「車軸の部品の破損は不適切な整備が原因」とする当初の会社側の主張から構造的欠陥を認めることに変わった経緯などを詳しく調査する。
石原国交相は「(リコール予定車は)約11万台と多く、車輪脱落も約50件発生しているのに、リコールと判断するまで時間がかかった。遺憾と言わざるを得ない」と述べた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040312-00000102-kyodo-soci