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総務省は１２日、日本テレビ放送網の一部番組の表現手法に問題があったとして、間部耕●（こうへい）社長を呼んで文書で厳重注意し、再発防止策をとるよう行政指導した。他局でも起こりうる問題として、ＮＨＫと日本民間放送連盟に対し、番組の点検や番組基準を守るよう要請した。
日本テレビは２月に放送したバラエティー番組「踊る！ さんま御殿！！」で、同局の番組基準を超え１秒間に５回にわたって強い光を画面に映した。同省は、番組基準にそって放送することを定めた放送法に抵触すると判断した。
また同月放送のバラエティー番組「マネーの虎」で、１万円札の福沢諭吉の顔を０．２秒間流し、「サブリミナル（潜在意識）的表現手法」と疑われる手法を用いたことに対しても、番組基準の運用が適正ではないと判断した。
強い光を明滅させる手法を巡っては、テレビ東京のアニメ番組で９７年、視聴者６８５人がひきつけなどを起こした経緯がある。サブリミナル的表現手法は、視聴者が通常では気づかないほど短時間の映像を挟み込むもの。潜在意識に働きかけ、視聴者の行動に影響を与えるとする学説があるという。
※●は草かんむりに「平」(03/12 18:47)