2004年03月12日(金) 18時42分
道警が不正経理認める 他の警察裏金疑惑に影響か(共同通信)
北海道議会総務委員会で、捜査用報償費不正支出疑惑について中間報告する芦刈勝治道警本部長(中央)=12日午後
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北海道警の捜査用報償費不正支出疑惑で、芦刈勝治道警本部長は12日、道議会総務委員会で旭川中央署の1995年と97年の報償費で「不適正な予算執行が認められた。深くおわび申し上げる」と、一部に不正経理があったことを初めて認め、陳謝した。内部調査の中間報告として発表した。北海道公安委員会は監察指示権を行使することを決めた。
捜査用報償費で不正経理を認めたのは全国の警察で初めて。静岡県警のカラ出張に次いで不正経理が明らかになったことで、ほかの警察裏金疑惑にも影響を与えそうだ。
中間報告によると、本来は必要に応じて、その都度捜査員に直接手渡す報償費を、同署では副署長が毎月初め、数万円ずつ各課長にまとめて渡し、捜査員の夜食や慰労、慶弔費などに使って流用していた。不正支出の額は明らかにしなかった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040312-00000151-kyodo-soci