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関係者によると、三菱製トレーラーのハブは数種類あるが、破損などの事故は、横浜の事故車両と同じ一九九三年型に集中していた。
横浜の事故後、同社は実験を重ねるなどして原因を調査。その結果、九三年型のハブが、その前後の型や他社製と比べて強度が足りず、設計に問題があることが分かった。しかし、三菱側はこの結果を発表せず、リコールもしていなかった。
三菱側は事故を機にハブの点検を順次実施。ハブの摩耗が一定以上進んでいた場合には有償交換する方針だったが後に無償交換に切り替えた。対象車は約十二万四千台。このうち廃車を除いた大半の交換を終え、残り約千三百台となっている。
しかし、横浜の事故をめぐり、神奈川県警が業務上過失致死傷の疑いで三菱自工本社などを二度にわたって捜索。幹部の立件を視野に入れて捜査をしているうえ、回収漏れの車で事故が再発する可能性もあるため、三菱側が方針転換した。近く欠陥を認め、リコールを発表するとみられる。大型車のハブ破損は九二年以降五十六件起きており横浜の事故が四十件目。五十六件のうち九三年型が約七割を占めている。
三菱自工は二〇〇〇年にも、リコールにつながる「クレーム情報」を運輸省(当時)の立ち入り検査の際に隠ぺいしていたことが問題化。道路運送車両法違反(虚偽報告)の疑いで幹部らが書類送検され、罰金の略式命令を受けている。
三菱ふそうトラック・バスコミュニケーションチームの話 「整備不良」以外の結論が出たことはない。リコールの話については聞いていない。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040311/mng_____sya_____010.shtml