2004年03月11日(木) 21時50分

２年前からハブ亀裂把握　欠陥認め、捜査進展へ（共同通信）

　タイヤ脱落問題で、部品の欠陥を認めリコール（無料の修理・回収）に踏み切った三菱ふそうトラック・バス（東京）は１１日、２００２年１月に横浜市で起きたタイヤ脱落による母子死傷事故の数カ月後から、整備が適切なハブでも亀裂が生じる場合があることを把握していたと明らかにした。
　神奈川県警は、欠陥の具体的な内容やリコール決定まで約２年かかった経緯などについて、関係者から詳しく事情を聴く方針。警察庁科学警察研究所が昨年１２月、県警に提出した鑑定結果では、ハブ自体の構造的欠陥を認定しておらず、会社側が欠陥を認めたことで捜査が進展しそうだ。
　三菱ふそうトラック・バスによると、事故を受けた０２年３−６月ごろまでに実施した約５００台分のハブのサンプル調査で、約３割に亀裂を発見した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040311-00000244-kyodo-soci