2004年03月11日(木) 12時17分
ISP 大手4社が共同歩調、スパム送信者を大量提訴(japan.internet.com)
大手 ISP の
AmericaOnline (AOL)、
EarthLink 、
Microsoft 、
Yahoo! は、先ごろ施行された連邦法『CAN-SPAM Act』に基づいて、初の大規模な業界共同訴訟を起こした。
4社は、いずれも2003年4月に結成された反スパム業界団体の加盟メンバー。「米国で最も言語道断なスパム送信者数百社/名」を相手取って6件の訴訟を起こしたことを、4社の幹部が10日、ワシントン DC で開いた記者会見で明らかにした。
訴状の提出先は、カリフォルニア州、ジョージア州、バージニア州およびワシントン州にある連邦裁判所。訴状は、被告が4社の顧客に数億件ものスパムメールを送信したと訴えている。
訴えられたのは、Davis Wolfgang Hawke 氏、Braden Bournival 氏 (Dave Bridger の名前でも知られる)、JDO Media、Super Viagra Group はじめ、Eric Head 氏と Matthew Head 氏、および両氏が経営する3社 Gold Disk Canada、Head Programming、Infinite Technologies Worldwide などだ。さらに、100人以上の被告がスパムを送信したとして身元不明のまま訴えられた。
訴状によると、被告が行なっている違法行為には、非常によく名の通った処方箋薬あるいはポルノやその類の購入を促す悪質勧誘や、サードパーティのコンピュータを使ってスパムメールを送信し、送信元アドレスに虚偽の情報を記載、メール本文中に物理的所在地の記載がなく、受信拒否オプションが盛り込まれていない、などが含まれている。これらはいずれも、CAN-SPAM Act が禁じた行為だ。
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