悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
神奈川県警は11日、県警生活経済課と大船署の巡査部長2人が風俗店の摘発情報を漏洩(ろうえい)していた疑いが強まったとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで、2人の事情聴取を始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。漏洩の見返りに現金を受け取っていたとの情報もあり、収賄容疑も視野に入れて調べている。
調べでは、2人は同県鎌倉市の風俗エステ店の摘発情報を、事前に業者側に漏らした疑い。
県警は、JR大船駅周辺で風営適正化法違反(禁止区域営業)の業者を取り締まるため、昨年夏から内偵捜査をしていた。同年9月から11月にかけ、同法違反容疑で、性的サービスを行う風俗エステ店を5店摘発した。
JR大船駅周辺には看板を出さずに営業している店もあるという。
摘発情報の漏洩をめぐっては、福岡県警で01年、現職警官が違法賭博のカジノ店経営者から現金を受け取った贈収賄事件が発覚。警部補ら4人は収賄容疑などで逮捕され、懲役4年の実刑判決などを受けた。
神奈川県警では01年8月、県警銃器対策課の巡査部長が、情報提供者に捜査情報を漏らした見返りに現金を受け取ったとして、受託収賄容疑で逮捕され、02年に横浜地裁で懲役1年6カ月の有罪判決を受けている。02年12月には、鶴見署の巡査部長が軽自動車のナンバーを照会し、車の使用者名を調査会社役員に漏らすなどしたとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で逮捕され、懲役2年の有罪判決を受けた。
(03/11 20:52)