2004年03月11日(木) 07時01分
個人情報不正閲覧監視促す・通信向け保護指針強化(日経新聞)
総務省は10日、ソフトバンクBBの非対称デジタル加入者線(ADSL)サービスから大量の顧客情報が流出した事件を受け、電気通信事業者向けの個人情報保護指針の内容を強化する方針を固めた。情報漏れを防ぐため、社内体制の整備を求めるなど具体的な規定を追加する。同様の事件の再発防止が狙いで夏までに骨格を固める。
追加するのは(1)情報漏れが発生した際の利用者への対応に関する規定(2)情報管理体制の強化策(3)従業員教育など社内体制整備——などで、それぞれ具体的指針を設ける。利用者対応に関する規定には、苦情にこたえる専門部署を設置することなどを明記する。情報管理体制では、個人情報を閲覧できる従業員を限定することや、不正な閲覧がないか監視する部門を設置するよう求める。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040311AT1F1002210032004.html