2004年03月11日(木) 09時48分
米軍、MSにOfficeの無料配布停止を要求(ITmediaニュース)
米Microsoftは昨年の「Office 2003」リリース以来、小売価格で500ドルほどもするこのソフトを大口顧客の関係者に無償で大量に配ってきた。今年に入って無料提供先を政府機関の職員にも拡大したが、米内務省と国防総省の倫理局でこれは許可されていない贈与品に当たると判断、受け取った職員は返品するよう通告した。
陸軍ではさらに、Microsoftのビル・ゲイツ会長に対し、軍関係者にソフトを送るのをやめるよう要請した。
2月19日付の書簡の中で、陸軍副相談役のマット・レレス氏は次のように述べている。「陸軍関係者に無料ソフトなどの贈与品を郵送することを直ちに停止するよう要請する。貴社のソフト無料提供によって、職員や兵士は遵守を誓った倫理規範や規定に無意識のうちに違反する危険にさらされる」
Microsoft担当者は、ソフトの無料提供は顧客に新機能を体験してもらう手段だと弁明。「このプログラムの目標は、顧客にソフトを使ってもらい、自分の組織でどのように有効活用できるかを知ってもらうことにあった」と同社広報のキース・ホドソン氏は話している。
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