2004年03月11日(木) 09時47分
米ISP大手4社、スパム業者を提訴(ITmediaライフスタイル)
米America Online(AOL)、Microsoft、EarthLink、Yahoo!が手を組んで、米迷惑メール対策(CAN-SPAM)法に基づく初の大掛かりな訴訟を起こした。
CAN-SPAM法を根拠として米カリフォルニア、ジョージア、バージニア、ワシントンの各州で被告多数を相手取り、計6件の訴訟が起こされた。被告のスパム業者が4社の加入者あてに、大量の電子メールを送り付けたと主張している。
訴状によると、被告は一獲千金をうたうものや、処方薬、ポルノ、禁止CD、ローン、大学の学位、CATVのスクランブル解除といったさまざまな商品を売り込む詐欺的な迷惑メールを送信したとされる。
さらに、出所を偽るために第三者のコンピュータ経由でスパムを送るオープンプロキシを利用、送信元にも偽アドレスが使われたと指摘している。
CAN-SPAM法はスパム防止の目的で昨年後半に制定され、迷惑メールを送信した個人や企業には禁固を含む罰則が定められている。ただ同法では個人が提訴する権利は認められておらず、インターネットサービスプロバイダー(ISP)と政府機関のみが訴訟を起こすことができる。
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