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2004年03月10日(水) 02時15分

投稿画像ネットに会員40万人 わいせつ図画陳列容疑 業者逮捕 県警西日本新聞

 福岡県警は九日、インターネット上で有料出会い系サイトを運営、会員男女がカメラ付き携帯などで撮影したわいせつ画像を公開したとして、わいせつ図画公然陳列の疑いで、運営会社「福岡テコム」(福岡市南区)社長、板井明生容疑者(62)=同市中央区小笹三丁目=を逮捕した。

 県警によると、同社は会員が送信したわいせつ画像をチェックなしで、他の会員が即座に見られる仕組みをつくり、投稿画像が閲覧されると画像提供者にはサイト上で使えるポイントを還元。画像の過激さを競わせ、延べ約四十万人の会員を集め、月々四千万円以上を売り上げていたという。

 調べでは、板井容疑者は、同社営業部長、中村元彦容疑者(49)=同容疑で逮捕=と共謀、昨年十一月—十二月、会員が送信してきたわいせつ画像六十八枚を、自由に閲覧させた疑い。

 同社は一昨年夏、サイト内に「投稿画像コーナー」を開設。会員は事前に携帯電話番号などを登録し、利用料を振り込むと千円が100ポイントに換算され、利用のたびにポイントが差し引かれる仕組みだった。わいせつ画像を見る場合は3ポイントを使い、逆に自分が投稿した画像が人に閲覧されると1ポイントが返還されていた。坂井容疑者は「同業者との競争が激しかったので、わいせつ画像で会員を増やしたかった」と容疑を認めているという。

 同県警は「不特定多数の人に見せる目的で画像を送った提供者も、立件の対象になる」と注意を促している。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000017-nnp-kyu