2004年03月10日(水) 11時27分

「カワイ」幹部に有罪判決　牛肉偽装で高松地裁（共同通信）

　高松市の食肉加工販売会社「カワイ」が２００１年、国産牛肉詰め合わせ商品に米国産牛肉を使っていた事件で、不正競争防止法違反（虚偽表示）の罪に問われた同社と同社の専務河合義子（５８）、元店舗管理部長内海政孝（３９）両被告の判決公判が１０日、高松地裁で開かれた。
　平出喜一裁判官は河合被告に懲役１年６月、執行猶予３年（求刑懲役１年６月）、内海被告に懲役１年、執行猶予３年（求刑懲役１年）、同社に求刑通り罰金３００万円を言い渡した。
　判決理由で同裁判官は「組織ぐるみの計画的な犯行。消費者の信頼を大きく裏切り、責任は重いが、反省の態度を示している」と述べた。
　判決によると、同社は０１年１月から８月にかけ、冷凍食肉の小パック製品「こぱっく」の詰め合わせ商品を製造販売する際、米国産牛肉のこぱっく約２５万個を数個ずつまぜて箱詰めした計２万９３７６セットを製造。商品の箱に国内産のラベルを張り、原産地を誤認させる表示をした。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000072-kyodo-soci