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「お客さまのためにとこだわり続けてきたのに、結果的に裏切ることになってしまった」と高田氏は改めて陳謝。その上で「汚名返上のためにも、事実関係を私の責任で明確にしたい」「社会問題と受け止める。事実が明らかになった時点で再び謝罪の言葉を伝えたい」と話した。
折りしも同社はスタジオを増設し、テレビショッピング10周年記念キャンペーンの最中だった。
「最大規模のキャンペーンに全社挙げて取り組んでいた。タレントさんも週替わりで起用し、収録済みも2本あるが、お蔵入りする。損害は大きいが、企業責任はこういうものだと思う」
被害額は数十億円に及ぶといい、再開の時期には「3月いっぱいまでは確実にストップする。新番組が一斉に始まる4月に再開できればいいが、どこまで事実解明されるかによる」と苦しい胸の内を明かした。
同社には9日夕までに約400本の電話があった。「『どうなってるんだ』といったお叱りもあったが、ありがたいことに『がんばってくれ』『一生懸命応援している』との激励も多かった」
流出時期は平成10年ごろで、内部犯行説も取りざたされるが、「内部の人間による流出という結果なら大変な責任。現時点では流出する可能性はないと信じたいが、できうる限り最高のセキュリティー態勢を作りたい」と再発防止を誓った。
ZAKZAK 2004/03/10
http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2004_03/1t2004031017.html