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家電量販店大手のヨドバシカメラとビックカメラ（いずれも本社・東京）の福岡市内の店舗から委託された収集運搬業者がリサイクル家電約２５００台を横流しし、北朝鮮などに輸出されていた問題で、両社の他の店舗でも計約８９００台がメーカーに引き渡されていなかったことが、環境省と経済産業省の調べで分かった。
事態を重く見た両省は１０日、取り扱い台数上位３０社の家電量販店や大手スーパーに調査票を発送、ユーザーから持ち込まれた廃家電につけるリサイクル券の管理状況や運搬業者への委託方法などについて、回答を求める全国調査に乗り出した。
これまでの両省の調査によると、０１年４月の家電リサイクル法施行から昨年末までの間、ヨドバシカメラでは客から引き取った廃家電約５０万台のうち約８３００台が、ビックカメラでは約４０万台のうち約５８０台が、メーカーに引き渡されていなかった。
(03/10 13:34)