2004年03月09日(火) 20時37分
国内11頭目のBSEと確定 北海道の乳牛(共同通信)
死んだ牛の検査で牛海綿状脳症(BSE)感染が確認された北海道標茶町の乳牛について、農水省は9日、プリオン病小委員会を開き、正式に感染牛と認定した。国内11頭目で、死んだ牛の検査で見つかったのは初めて。焼却処分され食肉や肉骨粉は流通しない。
小委員会委員長の小野寺節東大教授は記者会見で「昨年から始まった死んだ牛の検査が軌道に乗った証拠」と評価。出生時期が他の多くの感染牛と同じ1996年春だったことについて「同じころに餌を通じて感染したのだろう」と話した。
標茶町対策本部によると、飼育先の牧場が農協を通じて肉骨粉を購入した記録はないという。
生後7歳10カ月の雌のホルスタインで、標茶町の牧場で生まれ、飼育されていたが、転倒して股(こ)関節を脱臼。治療が困難で殺処分された。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000232-kyodo-soci