2004年03月09日(火) 03時09分
<日ハム子会社>食肉用豚に未承認ワクチン使用容疑で告発 (毎日新聞)
日本ハム(大阪市)の子会社が未承認の動物用ワクチンを食肉用の豚に投与していた問題で、農水省は8日、グループ3社と社員の獣医、薬剤師の2人、さらに輸入業者1社を薬事法違反などの疑いで青森県警と北海道警に刑事告発した。
告発状によると、日ハム子会社の道南薬品(現・日本バイオラボ、北海道八雲町)は01〜02年に「豚繁殖・呼吸障害症候群」を予防する未承認のワクチンを輸入業者を通じて輸入し、同じ子会社の日本スワイン農場(青森県百石町)に販売した。同農場は知事に無許可で豚に使用し、同農場の獣医は診察せずに使用を指示したとされる。
さらに道南薬品と社員の薬剤師は同ワクチンを製造して同農場とグループの純粋黒豚種豚農場(北海道長万部町)に販売し、2農場は知事に無許可で使用したという。
日本ハム広報部は「捜査中であり、コメントは差し控えたい」と話している。【早川健人】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000086-mai-soci