2004年03月09日(火) 13時59分
ジャパネットたかた、顧客情報66万人分流出の可能性(日経新聞)
テレビショッピングで急成長しているジャパネットたかた(長崎県佐世保市)の高田明社長は9日記者会見し、同社の顧客情報が大量に流出していたことを明らかにした。流出時期は1998年7月から9月までの間とみられ、最大66万人分に上る可能性があるという。同社はテレビやラジオでの通信販売を同日から中止、「2、3カ月の自粛はやむを得ない」としている。社内調査を進めるとともに、近く刑事告発することを検討している。
外部に出回った149人分の顧客データを調べ、148人分について流出を確認した。社内調査の結果、データは94年7月から98年7月までのものだった。98年9月時点の住所変更が反映されていないことから、それまでに流出したとみられる。
同社は、当時顧客データベースにアクセスできた社員や外部のシステム開発者らから調査を進める方針。98年当時、顧客から「ほかの通販会社から資料が送られてきた」との声が4、5件寄せられたことがあったという。しかし、その後は無くなったため、調査はしていなかった。(13:59)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040309AT1G0901L09032004.html