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2004年03月09日(火) 03時15分

<顧客データ>ジャパネットたかた、数十万人分流出か毎日新聞

 通販業界大手のジャパネットたかた(本社・長崎県佐世保市)の顧客データの一部がコピーされ外部に持ち出されていることが分かった。数十万人分が流出した可能性もあり、同社は内部調査を進める一方、盗難の疑いもあるとみて刑事告発を検討している。

 関係者によると、外部に流出しているデータは数十万人分にのぼり、CDに記録されているという。毎日新聞社はうちB4判のコピー4枚分の約150人分を入手した。名前や性別、住所、電話番号、生年月日、年齢の順で記載されており、九州・山口や東京、大阪などの顧客情報とみられる。

 同社の顧客リストのスタイルと異なっているが、内部調査の結果、実際の顧客であることが確認された。持ち出した者が特定されないよう加工した可能性がある。

 同社によると、顧客データは本社コンピューターで一括管理しており、ID番号を知るシステム担当者でないと引き出せない。98年ごろのリストをもとに作成された可能性があるという。高田明社長は「顧客データの管理は非常に厳しくしているが、リストが流出したとみられる6年ほど前はラジオからテレビショッピングに移行しつつあった時期で、システム変更を迫られていた。甘さがあったのかもしれない。さらに調査を進め、顧客情報管理も一層徹底させたい」と話している。

 同社は資本金1億円。当初カメラ店だったが、高田社長が79年にAV機器や家電製品、宝石貴金属、健康食品など幅広い商品構成によるテレビ・ラジオショッピングに乗り出した。社長の軽妙な語り口による商品PRが評判となって急成長し、92年12月期に14億5000万円だった年間売上高が03年には705億4000万円にのぼっている。【大久保資宏】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000106-mai-soci