2004年03月08日(月) 20時45分
日ハム子会社を告発 未承認ワクチンで農水省(共同通信)
日本ハム(大阪市)の子会社による未承認ワクチン使用問題で、農水省は8日、薬事法違反などの疑いで子会社3社などを北海道警と青森県警に告発手続きを取った。青森県警は同日受理、北海道警分は郵送のため手続きが遅れる。
法人として告発されたのは、日本ハムが全額出資している日本バイオラボ(北海道八雲町)、日本スワイン農場(青森県百石町)など3社。都内のワクチン輸入業者と、日本バイオラボ社の管理薬剤師、日本スワインなどに勤務していた獣医師も告発された。
従業員の内部告発を受けて日本ハムが昨年11月に調査した結果、1998年2月から2002年2月にかけて、日本バイオラボ(当時、道南薬品)が「豚繁殖・呼吸障害症候群」を予防する国内未承認ワクチンを日本スワインに販売。日本スワインが約6万頭の親豚に投与したことが分かった。
このほか、日本バイオラボが95年から03年にかけて未承認ワクチンを製造し、日本スワインなどに販売していたことも判明した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040308-00000203-kyodo-soci