2004年03月06日(土) 21時46分
日赤神奈川血液センター、感染血輸血で業務停止へ(読売新聞)
日本赤十字社の「神奈川県赤十字血液センター」(横浜市)のデータ入力ミスで昨年8月、B型肝炎ウイルスに感染していた献血者の血液が誤って輸血された問題で、厚生労働省は、同センターを15日間業務停止とする行政処分を行う方針を固めた。
今月中に通知する。
この献血者からの輸血でB型肝炎に感染したと疑われる事例が報告され、保管血液を精密検査した結果、昨年4月にウイルス感染を確認。だが、同センターで情報をコンピューターに入力し忘れたため、同じ献血者が同年7月、再び献血に訪れた際にチェックできず、同県内の病院で輸血に使用された。献血者は検出限界ぎりぎりのウイルス量が持続する特殊な感染者とみられる。患者への感染は確認されていない。
血液事業を担当する日赤の機関が行政処分を受けるのは異例だが、厚労省では「処分期間中、神奈川の血液供給に支障が出ないよう周辺都県から調達する体制を整える」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040306-00000013-yom-soci