2004年03月05日(金) 00時00分

NTT装う不審な電話、訪問が多発（東奥日報）

　NTT関係者を装った者が、調査や工事を名目に電話で個人情報を聞き出したり、住宅を直接訪ねたりする不審な電話、不審者の訪問が県内で相次いでいる。NTT青森支店によると二月中、青森市、浪岡町、五所川原市、弘前市、川内町で約二十件に上っており、同支店は「不審に思ったら、すぐに応じず（問い合わせ専用の）一一六番へ確認を」と注意を呼びかけている。

　電話のケースは「NTTだが、統計を取るため、現在利用している機種を調査している」「NTTの代理店だが、料金改定のお知らせを回線名義人に話したい」など。また、NTTの者と自称した作業服の男が「料金を集金に来た」と金を請求して家に上がり込むケースもあった。いずれも家人が断り、実質被害はなかった。

　唯一、被害が確認されたのは「一一九番、一一〇番へのワンタッチ通話がかけることができるよう工事する」と持ち掛けられ、代金約三千七百円を払ってしまったケース。工事は本体と受話器をつなぐコードを取り換えただけで、明らかな詐欺だった。

　同支店は「家に赴いての請求はあり得ないし、依頼のない工事で訪問することはない」と話している。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2004/0305/nto0305_15.html