2004年03月05日(金) 21時50分
98年にカラ出張の情報 オンブズマンに内部告発か(共同通信)
静岡県警が1995年度にカラ出張などで約1000万円を不正支出していた問題で、カラ出張による裏金の存在を指摘する匿名情報が98年に「静岡県オンブズマンネットワーク」(服部寛一郎代表)に寄せられていたことが5日、分かった。
裏金づくりの具体的な手順などが記されており、服部代表は「内部告発の可能性が高い。今回はこうした情報の一端が明らかになったにすぎない」と話している。
同ネットワークによると、情報が届いたのは、県警の情報非開示を不服として異議を申し立てていた98年1月。ワープロ文書が封書で郵送された。
文書は、県警の各部署にカラ出張とカラ捜査費による裏金があるとした上で「旅費は警察署では会計課、本部では庶務係が下書きを作り、捜査費は次長が下書きを作り、担当者は清書するだけ」と手順を解説。
裏金は各部署の次長が一括して「運営費」として裏帳簿で管理し、送別会費や部長クラスで200万円というせんべつなどに充てていると記載されている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000240-kyodo-soci