2004年03月05日(金) 15時01分
内部告発保護の範囲狭める=自民の反発で法案修正−内閣府(時事通信)
企業の法令違反などを内部告発した従業員らを不利益処分から保護するために、内閣府が今国会への提出を目指している「公益通報者保護法案」の修正案が5日明らかになった。2月下旬にまとめた従来案に比べて、通報対象の範囲を狭め、報道機関などへの外部通報を認めるまでの経過期間を20日間に延長したのが特徴。
これを踏まえ、自民党は総務会で同法案を了承した。政府は9日に閣議決定し、今国会に提出する。
修正は法案の国会提出を確実にするため、安易な告発を懸念する自民党内の声に配慮したものだ。ただ、消費者団体などからは従来方針からの「後退」との批判も出そうだ。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000126-jij-bus_all