悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年03月05日(金) 19時51分

転売目的で口座開設、2容疑者逮捕−−浜松の1000万円恐喝で使われる /静岡毎日新聞

 売却目的で口座を開設し、銀行から通帳などをだまし取ったとして、県警捜査1課と浜北署は4日、福島県郡山市西田町、無職、会田昭一容疑者(23)と千葉市に住む無職少年(17)を詐欺容疑で逮捕した。口座は昨年12月に1000万円余が奪われた恐喝事件で使われ、その捜査の中で2容疑者が浮上した。県警は転売先について2容疑者を追及する。【小松雄介、吉崎孝一、大楽眞衣子】
 調べでは、会田容疑者は昨年11月末、福島県内の都市銀行で転売目的で口座を開設して通帳などをだまし取り、少年は同10月末に千葉県内の都市銀行から通帳などをだまし取った疑い。ともに口座を開設し売却したことを認めているという。
 売買目的の口座開設は、全国で逮捕者が相次いでおり、警視庁が2月に逮捕した男は数十人に口座を開設させ、預金通帳やキャッシュカード、印鑑を1口座2万〜3万5000円で買い取っていた。口座は暴力団などに3万〜4万円で転売され、おれおれ詐欺事件やヤミ金などの振込先として悪用されたとされる。
 恐喝事件は、昨年12月15日、浜松市内の主婦(59)に息子を装い「殺される」とすすり泣く男の声で電話があり、別の男が「息子の借金を返済しなければ殺す」と脅迫。主婦は指定された3口座に現金1070万円を振り込んだ。現金は二十数回にわたって東京都内で引き出され、県警は残り1口座の開設者の行方を追っている。
 一方、県警捜査2課と富士署は同日、千葉県船橋市に住むアルバイトの少年(16)を昨年10月末に転売目的で銀行口座を開設したとして、詐欺容疑で逮捕した。口座は同11月12日に起きた2件のおれおれ詐欺で振込先として使われ、計148万円が振り込まれていたという。少年は「通帳は落としただけ」などと、転売目的だったことを否認している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000001-mai-l22