2004年03月05日(金) 22時58分
年金担保の貸金は不法行為 金融会社に500万賠償命令(共同通信)
長年にわたり、年金を担保代わりに取られて金を貸し付けられ、過剰な利払いで困窮した生活を強いられたとして、大阪府河内長野市の無職男性(76)が大阪市の金融会社に約5000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は5日、同社に約500万円の支払いを命じた。
山田明裁判官は判決理由で「被告の行為が収入の限られた原告の生活に影響を与えることは十分予想でき、不法行為と言える」と指摘した。
原告代理人は「年金を担保にした高金利での貸し付けが不法行為と認定されたケースは珍しく、画期的な判決だ」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000247-kyodo-soci