2004年03月05日(金) 00時00分
名義貸したら「ローン返せ」(朝日新聞・)
「商品買ったことにして」 名義貸したらローン 県内で営業していた女性向けの補正下着販売会社が顧客の主婦らから名義を借りて架空の商品売買契約をつくり、信販会社から金を引き出していたことが県弁護士会の調査でわかった。会社の社員らは行方をくらましている。信販会社に返済を求められた人からの相談は、県の消費者相談の窓口などに100件以上寄せられているという。
県弁護士会によると、問題の会社は「アニー」や「アトランティス」などと名乗り、各務原市や北方町などで補正下着の販売などを行っていた。
02年ごろから店を利用したことがある主婦らに「商品を買ったことにして名義を貸して欲しい」などと持ちかけた。200万〜400万円の商品を月賦で購入する契約をでっちあげ、信販会社から代金を先取りしたらしい。
当初は客に、信販会社への月賦返済にあてる金を渡していたが、今年になって滞るようになったという。今年1月ごろに社員らは姿を消したらしい。
信販会社側からみると、名義を貸した主婦らも加害者となる。そうした複雑な事情もあり、名乗り出にくい人もいるとみられるが、県弁護士会では「主婦らも被害者」としている。
県弁護士会は主婦らを対象に、9日午後3時から岐阜市端詰町の県弁護士会館で説明会を開く。今後は弁護団を結成し、主婦らの立場に立って対応していく考えだ。
(3/5)
http://mytown.asahi.com/gifu/news02.asp?kiji=3177
|