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運送会社は「浅田農産も食品製造会社も返品処理については、うち任せ。何の情報も入らないし、捨てるわけにも、埋めるわけにもいかなかった」と憤りをあらわにした。
食品製造会社の本社(東京都)によると、卵は同農場で大量死が発覚した二月二十七日、運送会社が工場敷地内に搬送したが、同工場は、荷を降ろす前に、そのまま返品を要請。運送会社は自社で保管した。
浅田農産側は三月一日に回収に来るはずだったが、同日は同工場の貯蔵庫に保管していた鶏卵約三千八百キロ分を回収しただけで、運送会社には何の連絡もなかった。
県は二日に同工場の立ち入り調査をした際、運送会社での保管を知ったが、浅田農産への回収要請など、特別な対応は取らなかった。県生活衛生課は「(保管していても)食品衛生上の問題はなく、工場の在庫調査と流通先の調査を優先した」としており、保管自体は問題がないとしている。
浅田農産側の回収作業は午前十一時ごろから始まった。県厚木保健福祉事務所の職員二人が立ち会い、屋外に置かれていた鶏卵入り段ボール箱、計千二百二十五箱を大型トラック二台に積み込み、午後一時ごろ出発。県央家畜保健衛生所の職員二人が、鶏卵を保管していた運送会社の搬出入口付近を消毒した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040304/lcl_____kgw_____000.shtml