2004年03月04日(木) 07時00分
京都の鳥インフルエンザ、近接養鶏場でも「陽性」(日経新聞)
京都府は3日、鳥インフルエンザ感染が確認された浅田農産船井農場がある同府丹波町の近接した養鶏場でブロイラー11羽が死に、簡易検査した5羽のうち死んだ3羽から鳥インフルエンザウイルス陽性反応が出た、と発表した。船井農場との直線距離は約5キロで、同農場から感染が広がった可能性もある。
この養鶏場は「高田養鶏場」。丹波町役場と船井農場を往復する道路沿いにある。府は直ちにこの養鶏場への立ち入りを禁止、消毒作業に入った。また農林水産省や周辺の府県への全面協力を要請する方針を固めた。高田養鶏場は中学校に隣接し、丹波自然運動公園などの公共施設も近い。府はこうした施設を4日に立ち入り封鎖する方針。府によると、3日朝、鶏舎内で11羽の鶏が死んでいるのに気づき、南丹家畜保健衛生所に通報。府が死んだ鶏を回収して中央家畜保健衛生所で死んだ鶏3羽と生きた2羽を簡易検査した。今後、ウイルス分離検査を行い、分離されれば動物衛生研究所(茨城県つくば市)で確定検査する。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040304AT1G0303V03032004.html