2004年03月04日(木) 07時01分
ネット上で「プリペイド決済」、銀行子会社に解禁(日経新聞)
金融庁は3日、銀行子会社にインターネットを使って資金を決済する手段を広げる制度改正を発表した。利用者から事前に預かったお金を徐々に引き落とせる「プリペイド決済」をネット上で認める。ネット決済はクレジットカードによる支払いが主流だが、プリペイドの仕組みが加わることでサービスが多様化しそうだ。
内閣府令を改正し、4月1日から施行する。これにより銀行は子会社を通じ、利用者から事前に預かったネット決済のための資金を管理し、ネット上で決済できるようになる。ネットを使った決済業務を拡大したい銀行界の要望に応えた。例えばネット上で3万円を預かり、その利用者がネットで1万円の商品を買えば、その分の金額を預かり額から減らしていくという決済が可能になる。支払いを確実にするとともに、クレジットカード決済のような番号漏れによる巨額の引き出しリスクもない。ネット商店街の運営会社と組んでの、決済代行ビジネスも想定されるという。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040304AT1F0301403032004.html