2004年03月04日(木) 19時22分
「ヤフーBB」、顧客情報へのアクセス管理を強化(日経新聞)
ソフトバンク子会社でブロードバンド(高速大容量)通信サービス「ヤフーBB」を運営するソフトバンクBB(東京・中央)は4日、顧客情報流出事件を受けて今月末までに実施する緊急対策を発表した。新たに情報管理責任者を置き、顧客情報へのアクセス記録を半永久的に保存する。派遣社員を含む全従業員を対象に個人情報保護に関する研修も実施し、再発防止につなげる。
4日付で阿多親市常務を情報管理責任者に任命したほか、社内各部門にも責任者を置き、管理責任を明確化した。今後は全顧客情報に常時アクセスできる担当者も2月末の58人から3人に絞る。その他の社員がアクセスする際は期間限定のパスワードを発行するよう改める。コールセンターなどには、指紋認証システムを導入し入室管理を強化する。
顧客情報システムの開発は個人情報と切り離して行うよう改めるほか、ネットとの接続も遮断する。顧客情報自体も一部暗号化し、DVD(デジタル多用途ディスク)などへのコピーを防ぐ。(19:22)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040304AT1D0406P04032004.html