2004年03月03日(水) 00時00分
「食の安全」9割不安/県食品アンケート(朝日新聞・)
県食品安全局が「食の安全・安心」について実施したアンケート結果がまとまった。食の安全に対して「不安を感じる」割合が9割以上で、多少価格が高くても安心を得たいという消費者心理も表れた。
同局は昨年10月、194人の「県政モニター」を対象にアンケートを実施し、178人(回収率91・8%)から回答を得た。
食に対する不安感が「非常にある」が39・9%、「多少ある」が52・2%と、合計92・1%にものぼった。
理由の上位(複数回答)は、「食品メーカーや生産者による食品の偽装表示や無登録農薬の使用」が69・5%、「輸入食品の増加」が61・6%などだった。
一方、「多少価格が高くても農業や化学肥料の少ない野菜を購入したいか」との質問には、82%が「はい」と答えた。
また、食品の流通ルートを示して品質を保証する「トレーサビリティ」については、「すぐに導入すべきだ」が29・2%、「実施コストが商品価格にはね返らなければ、導入すべきだ」が56・7%だった。コストについて消費者も負担すべきだと答えた人の合計は、6割を超えた。
(3/3)
http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?kiji=5074
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