2004年03月02日(火) 10時32分
<ハイテク犯罪>架空請求の相談急増(琉球新報)
県警が2003年に受けたコンピューターネットワークなどを利用した犯罪などに関する相談件数は987件で、前年(286件)の約3・5倍となった。中でも「覚えのない出会い系サイトの請求が電子メールで来た」「インターネットで注文し、金を振り込んだが、商品が送られない」など悪質商法に絡むものが多い。最近急増している架空請求でも電子メールが多用されていることが分かった。
一方で、不正アクセス禁止法違反やインターネットを利用した詐欺などの摘発は9件(前年比2件減)となっている。
相談の内訳は、詐欺や悪質商法に関するものが792件(80・2%)と大半を占め、インターネットオークション関連が84件(8・5%)、名誉棄損・ひぼう中傷の関連が36件(3・6%)などとなっている。
相談がの激増していることについて、県警生活保安課は「架空請求に電子メールが使われている。また、インターネットの利用層が広がり、初心者が増えたことで、相談も多くなっているのではないか。身に覚えのないものは無視してほしい」と注意を呼び掛けている。
県警は、「事実無根のことがインターネットの掲示板に掲載されている」との相談を受け、大宜味村内の男を割り出し、8月に名誉棄損の容疑で書類送検したほか、不正アクセス禁止法違反やインターネットを利用した詐欺などで、03年中に9件のハイテク犯罪を摘発した。(琉球新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000011-ryu-oki