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取得していなかったのは、接続業者関連で最大規模の「日本インターネットプロバイダー協会」が定める安全認証。約200社が加盟する同協会の安全認証は事実上の業界基準となっており、利用者データベース(DB)への接続が厳しく制限されているかなど、情報保護策の詳細を審査。安全と判定した業者に対し、マークの使用を認めている。ソフトバンクBBは昨夏に協会に加盟したが、マークの取得を申請していなかった。
「OCN」を提供するNTTコミュニケーションズや、「DION」のKDDIなど、他の大手接続業者は既に安全認証を取得している。
ソフトバンクBBは事件発覚前まで、顧客情報DBへの接続履歴を1週間しか保管していなかった。また昨年まで、DBを閲覧する際に必要なID番号を社員3、4人で共有していた。
同協会はこれらの運営管理について「ずさんと言わざるを得ず、改善策が講じられなければ安全マークは付与できない」と指摘。大手の接続業者として、当然踏むべき手順が無視されていたことを問題視している。
同社広報室は「今後、マーク取得を考えたい」としている。
http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20040302/mng_____kei_____001.shtml