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同プラザのまとめで、一月中だけで全相談件数約三千件のうち、架空請求は約二千件だった。昨年四−十二月の全相談件数は二万五千件(前年同期比約一万件増)で過去最多。うち、架空請求はほぼ半数の一万三千件(同一万件増)に上った。
架空請求の増加が全相談件数を押し上げている格好で、同プラザは「電話相談が多く、電話がつながりにくくなるほど」と困惑している。
国民生活センター(東京都港区)によると、全国の消費生活センターへの同様の相談は、昨年四月−今年二月末に四十六万件。前年より約三十万件増え、全相談件数のほぼ半数を占めている。
はがきや携帯電話のメールには「強制執行通知書」などと書かれ、差出人は都内や関西の債権回収業者、弁護士を名乗る。解約や回収代行の手数料を加算して請求し、給料の差し押さえや告訴、知人への取り立てをちらつかせる。
はがきには口座番号が書かれておらず、携帯電話への連絡を求めるだけの内容が多い。最初は三万−五万円を請求し、振り込みに一度応じると、金額をつり上げてくるという。同じ請求金額のはがきをまとめて無差別に発送する場合もある。
二月には名古屋市内の女子高生宅に、架空の出会い系サイト利用料の請求書を大量に送ったとして、愛知県警は詐欺未遂の疑いで、同県豊山町の男ら三人を逮捕した。男はあて名の書かれた名簿シールを調査会社から購入し、封書一万通を郵送していたとされる。
国民生活センターは「身に覚えのない代金請求は無視して。業者に新たに個人情報を知られると、別の手段で請求される恐れがあるので、連絡せずに今以上に電話番号などを知られないように」と呼び掛けている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20040302/eve_____sya_____008.shtml