2004年03月02日(火) 03時14分
船井農場から神奈川に卵5・5トン…一部ゆで卵にも(読売新聞)
神奈川県生活衛生課によると、厚木市内の食品製造工場(本社・東京)が、鳥インフルエンザが発覚する直前の2月20日と23日、船井農場からそれぞれ約3・1トンと約2・4トンの計5・5トン鶏卵を購入。このうち約1・7トン(約2万2000個)をゆで卵に加工して、神奈川、大阪、愛知、石川、岡山など12府県の計16の弁当製造業者に納めた。
食品製造工場は1日、冷蔵保管していた生卵約3・8トンを同農場に自主返品した。工場はこれまでも同農場から直接鶏卵を購入していたという。
県によると、京都府から同農場の鶏卵が神奈川県内に出荷されたという情報提供はなく、この工場が自主返品の報告をしたことで、初めて県内に入荷していた事実がわかった。
同課は「鶏卵を食べて鳥インフルエンザが人に感染した例はない。加熱すればウイルスは死滅するので、ゆで卵は食べても安全だ」としている。
県は1日から、厚木市内の食品製造工場が、コンビニ弁当用に出荷したゆで卵の販売ルートを調べており、県内の食肉処理業者や鶏卵問屋への立ち入り調査も始め、同農場産の鶏卵や鶏肉の流通実態を調べる。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040301-00000116-yom-soci