2004年03月02日(火) 01時24分
<鳥インフルエンザ>防疫マニュアル見直し 農水省(毎日新聞)
農水省は1日、鳥インフルエンザ対策本部(本部長・金田英行副農相)の会議を開き、鳥インフルエンザの防疫マニュアルに「不十分な点があった」として見直すことを決めた。浅田農産からの通報が遅れたことを重視し、「疑似患畜」と診断される前の段階でも、鶏にいつもと違う症状が出れば、都道府県に報告するような連絡体制づくりを進める。また、異常があった場合の早期発見、通報を徹底させるため、マニュアル改正だけでなく、家畜伝染病予防法の改正が必要かについても検討する。
対策本部の席上、亀井善之農相は「これだけ鳥インフルエンザが大きな問題になっている時に、業界の役員(副会長)をしている会社が、社会的責任を果たしていないことは本当に残念」と浅田農産を批判した。
同省は週内に、専門家の会議「家きん疾病小委員会」を招集して意見を聞いたうえで、マニュアルを改正するとともに、都道府県の担当者を集めた会議も開き、連絡体制の強化を求める。【早川健人】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000109-mai-soci