2004年03月02日(火) 03時08分
貸し渋り、中小企業の3割が経験…衆院調査(読売新聞)
衆議院経済産業調査室がまとめた中小企業金融に関する実態調査で、中小企業のうち、過去に「貸し渋り」「貸しはがし」を経験した企業は25・7%で、現在も11・7%が「貸し渋り」を受けていると感じていることが分かった。
過去、現在のいずれかで「貸し渋り」の経験がある中小企業は29・6%と約3割に上り、大企業の24・0%より高く、資産力や信用力に劣る中小企業の厳しい資金事情を反映している。
過去に「貸し渋り」経験をした中小企業の割合は、業種別では不動産業の36・6%、小売業30・3%など。「貸し渋り」の内容は、「金利の上乗せ要求」が48・4%と最も多く、「追加担保の要求など担保条件の強化」34・3%などが続いた。
調査は、昨年11月下旬から12月上旬に2万社以上に行ったアンケートに回答があった約1万社を分析した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000301-yom-bus_all