2004年03月02日(火) 03時14分
住基カード発行の本人確認強化へ…総務省(読売新聞)
総務省は1日、住民基本台帳カードを発行する際の市区町村窓口での本人確認を厳格化し、照会書を持参した場合も身分証明書の提示を必要とするよう改めることを決めた。
2日に関連する省令や事務処理要項を改正して地方自治体に通知し、8日に施行する。
カード発行には、本人確認のため、運転免許証のような写真付きの身分証明書が必要だ。身分証明書がない場合は、その場で住所、氏名などを書いた申請書を提出し、後日、それに基づいて郵送されてきた「照会書」を持参すれば、身分証明書の提示なしにカードが発行される。
しかし、佐賀県鳥栖市で2月、実在する市民になりすました別人が照会書を入手してカードを不正取得した事件があり、照会書持参の際も本人確認をする必要性が指摘されていた。
総務省は各自治体に対し、本人確認を確実にするため、必要に応じて家族構成などを口頭で質問することも求める方針だ。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000101-yom-pol