2004年03月01日(月) 07時00分
NTT、IP電話を高音質に(日経新聞)
NTTはIP(インターネット・プロトコル)電話の音質を大幅に向上させる技術を開発した。格安料金のIP電話は利用が急拡大しているが、回線が混雑していると音声が途切れるなど通話の品質が悪くなる問題がある。NTTは新技術をグループ企業を通じ2、3年内に導入、IP電話事業の競争力を高める。
NTTサイバースペース研究所が開発した新技術は、通話の音声をデジタルデータに変える際、音声を構成する部分を優先的に送受信できるよう、データに一種の目印を付ける仕組み。IP電話は回線が混雑しているときは音声データを間引いて送るが、新技術は目印を付けたデータを確実に送れるため、音質を一定以上に維持できる。NTTによると「AMラジオの音声以上、通常の固定電話とほとんど変わらない音質で通話できる」という。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040301AT2G2500F29022004.html