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住民基本台帳カードを不正に取得したとして福島県警相馬署は1日、相馬市赤木、土建業吉沢利治容疑者(59)を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。住基カードの不正取得は佐賀県鳥栖市であった事件に続き2件目で、総務省は2日付でカード交付時に、より厳しく身元を確認するよう規則を改正する。
調べでは、吉沢容疑者は昨年11月21日、同市内に住む知人の男性(63)になりすまして住基カード交付申請書を相馬市役所に提出。5日後にカードの交付を受けた疑い。吉沢容疑者は昨年12月下旬、このカードを使って金融機関で220万円を借りていたといい、同署は詐欺容疑でも調べている。
相馬市は申請者にカードを交付する際、申請者が顔写真付きの身分証明書を持っていない場合は事前に本人確認用の「照会書」を送る。受け取った申請者は窓口に照会書を持参、交付を受ける決まりになっている。吉沢容疑者は、知人男性あてに市から送られた照会書を、何らかの方法で入手したらしい。
名義を使われた男性が今年1月中旬、同市役所に転出届を出しに来て発覚した。市役所は「規則に従った手続きで交付した」と話す。
総務省の改正は交付時の本人確認方法で、これまでの照会書だけでなく、窓口で健康保険証など身分証明書の提示を求めることにする。
(03/01 21:47)