2004年02月29日(日) 02時31分

浅田農産に殺処分命令へ　京都府 処分地は敷地内（京都新聞）

　高病原性鳥インフルエンザの確定を受け、京都府は２９日朝、浅田農産に対して家畜伝染病予防法に基づき殺処分を命令する。また、半径３０キロ以内を移動制限区域に設定し、養鶏農家の卵や鶏肉の販売などを禁止する。
　殺処分は午前９時すぎ、府農林水産部長らが知事名の文書で同農場に命じる。数羽ごとに袋詰めし、炭酸ガスを注入し、窒息死させ、鶏舎に一時保管する。処分地は地元住民の合意を得た上で敷地内に穴を掘り、ビニールシートや消毒剤などで埋設する。
　制限区域については境界線などを設定し、速やかに知らせるという。
　農林水産部の井上忠司次長は移動制限に伴う損失補てんについて「発生地のダメージは大きい。業者の現状をつぶさに見る中で府として適切な支援を検討したい」としている。 （京都新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040229-00000007-kyt-l26