2004年02月28日(土) 23時08分
鶏大量死「腸炎と思った」…浅田農産社長が釈明(読売新聞)
鶏の大量死を約1週間、京都府に届けなかったことについて、船井農場を経営する浅田農産(兵庫県姫路市)の浅田秀明社長は、「腸炎と思った。伝染病とは考えなかった」などと釈明している。
浅田社長の説明によると、農場では通常、日に100羽前後の鶏が死ぬが、20日から突然、1000羽余りが死に始めた。農場はまず、卵を産まなくなった鶏に用いる、エサや水を止める症状回復法をとったが、効果はなく、24、25両日には10棟の鶏舎のうち1棟で計約5000羽が死んだ。
このため、獣医師に診せたが、診断が腸炎だったため、府に届けなかった。だが26日にも別の鶏舎で3000羽が死に、初めて伝染病を疑ったという。
浅田社長は「27日朝に届けるつもりだった」としているが、19日は府が同農場に立ち入り調査して「異常なし」の回答を得た日、27日は前夜の匿名電話で府が未明から検査に入った日だった。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040228-00000112-yom-soci