2004年02月28日(土) 00時23分
信者は淡々、修行や仕事…「教祖」に死刑判決(読売新聞)
「教祖」に死刑が言い渡された27日、オウム真理教の施設では、信者たちがふだん通り修行や仕事を続けていた。
判決を受け教団は「死刑判決を深く心に刻み、一層の被害賠償に努める」とのコメントを出しただけ。東京都内にある教団関連会社で働く30代の男性信者は、知人からの電子メールで死刑判決を知った。職場でも判決のニュースは広まったが、信者らは淡々と仕事を進めていたという。
この男性信者は「死刑は予測していた」と話す。一連の事件については、「事実だったと認めないわけにはいかないが、いまだに信じられない。私にとり教団とは麻原彰晃その人だったから……」と複雑な表情を見せた。
公安調査庁は「信者は判決を、それほど深刻には受け止めていない。まだ2審があると高をくくっているはずだ」とし、教団の危険性が低下することはないとの見方を示している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000514-yom-soci