2004年02月27日(金) 01時04分
逮捕条文間違え容疑者釈放 奈良県警、法改正気付かず(共同通信)
奈良県警交通指導課と五条署は26日、無免許運転を従業員に指示したとしていったん道交法違反(自動車の使用者義務違反)の疑いで逮捕した同県五条市の新聞販売店経営者を、適用条文を間違えたため釈放した。道交法の条文が改正されていたことに気付かなかったのが原因。
同署は正しい条文を根拠に同法違反(無免許運転)の教唆容疑で27日未明、同県五条市田園、森茂樹容疑者(47)を再逮捕した。
調べでは、森容疑者は従業員(26)が交通違反で免許を取り消されたのを知りながら25日、「集金にはミニバイクに乗っていけ」などと指示した疑い。
25日午後、ミニバイクを無免許運転していた従業員を五条署員が見つけ現行犯逮捕。その後の捜査で森容疑者の指示が発覚し、26日逮捕したが、適用した道交法の条文は1978年の改正でミニバイク(原付)が対象から除かれたことが分かり、あらためて奈良地裁に逮捕令状を請求した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00000007-kyodo-soci