2004年02月27日(金) 00時00分
瀬戸・陶生病院 検査でミス、大腸に穴(朝日新聞・)
02年、器具操作誤る 瀬戸市の公立陶生病院で02年4月、人工肛門(こうもん)を付けていた同市の女性(76)が大腸検査をした際に外科医が器具の操作を誤り、大腸に穴を開ける医療ミスを起こしていたことが明らかになった。女性とは約80万円の賠償金を支払うことで示談が成立している。同病院では同年12月にも別の外科医が同市の男性患者の検査でも同様のミスを起こしている。事故を受け、器具の形状を変えるとともに、取り扱いを徹底するようマニュアルを作成した。
病院側によると、女性は人工肛門を付けているため、検査の際に大腸をふさぐ必要があり、外科医がカテーテル先端のシリコンゴム製の風船に空気を注入して、大腸を膨らませた。
ところが、検査後に女性が腹痛を訴え、器具を挿入した部位の上部に穴が開いているのが分かった。感染症を防ぐため、別の部位に新たな人工肛門を付けた。
形状が異なり、注入量が少なくて済む器具に代えていたにもかかわらず、従来通りの方法で操作したため起きたミスだとしている。病院は、風船の形状を楕円(だえん)形から円形に戻したという。
(2/27尾張近郊版)
(2/27)
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=8995
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